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重森三玲顕彰を
<1999/09/15
山陽新聞掲載
>
岡山県賀陽町出身の作庭家で、庭園研究家であった重森三玲先生を顕彰する動きが高まっているそうです。
先日、最晩年の約3年間弟子となった私の思い出が山陽新聞に掲載されました。
重森三玲先生は本物志向で、伝統というか、古典と呼ばれるものの中にモダンさを求める人でした。
茶会では、千利休、古田織部ゆかりの名品を弟子にも触らせてくれました。庭園の「生き字引」と呼ぶにふさわしい方で、何を尋ねても答えられました。
また、茶道、生け花の分野でも優れた業績を残し、書、日本画にも秀でていて
「
昭和の小堀遠州
」
と呼ぶ人もいるほどです。
しかし、三玲先生は決して気取りませんでした。だれにでも分け隔てなく接し、高校を卒業したばかりの18歳の私のレベルまで落として、夜遅くまで話をしてくれました。先生らしくない先生でした。
そんな「重森三玲」の名は地元でさえ、まだあまり浸透していません。
今年1月に生誕地である賀陽町吉川地区に「重森三玲記念館」がオープンしました。これを機にぜひ本格的に研究する人が現れてほしいものです。